格安航空、はや値下げ合戦 国内3社運賃出そろう

格安航空、はや値下げ合戦 国内3社運賃出そろう
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD300JF_Q2A530C1EA2000/

格安航空の価格合戦は他航空会社を巻き込んで益々激化するかもしれません。
しかし、今ですら、空を見上げると夜遅くでも多くの飛行機が轟音を響かせているのですから、
今後どうなっていくのでしょうか。
陸は自動車で、空は飛行機で埋め尽くされていけば、
いずれ陸は全てアスファルトによって大地が見えなくなるでしょうし、
大空と呼べるような美しい空が見えなくなるように思います。
今でも自宅近所の空を見回すと、いくつもの鉄塔と電信柱とそれらから引き廻される電線が空を裂いています。
遠くにそびえる山の頂上には携帯キャリア各社の電波塔。
目に見えないとはいえ、空中にはあらゆる周波数の電波が飛び交っているでしょうし、
本当に人間にとって必要なものなのか?安全なものなのか?と不安に感じる時があります。
そして、人間を主体に考えるだけでなく、他生物、地球自体のことまで広げて考えていくと、
決して良い方向に進んでいるとは思えなくなってきます。

技術発展の根底には利益追求がついてまわりますが、
本当に必要な技術は別の視点から生み出されなくてはならないように思います。
例えば、原子力発電もしかりで、電気を無尽蔵に生み出す仕組みとして素晴らしい技術ではありますが、
福島原発の現状を考慮すると、やはり良い技術では無かったと思わざる得ないです。
今しきりに太陽光発電を促進する風潮になっていますが、
これも広大な台地を占有して建設するとなると、それらに光をさえぎられた土地は死んでいくように思います。
あくまで住宅屋根の上に設置するレベルで抑えて欲しいものです。

完璧なものを作れる程人類は進化していないのかもしれませんが、
あまりにも短絡的で、身勝手すぎるように思います。

航空料金が安くなるにつれ利用者は増えていくでしょうが、
空を飛行機が埋め尽くしたことによる悪影響まで考慮しているとは到底思えないので、
何十年か先にはしっぺ返しがあるように思います。
他のものについてもです。
自然と共存することを大前提としての技術発展を行っていかねばならない時期にきていると思います。
そういったものを制度化し、法律等でしばる仕事が本来の政府の仕事であって、
間違ったものを無理やり推し進める手助けをする事が仕事ではありません。

今の政府、官僚、学者では成しえない事でしょうが、
良い方向に進んで欲しいと願っています。