家族のうた

6月3日放送の8話で打ち切りとなった「家族のうた」ですが、
私はオダギリージョーさん演じる早川正義のロック魂が話の展開とともに
変化していく様は、最近の謎解き系ドラマやジャニタレドラマに比べると、
心理的な変化を上手に描けている(演技も良い)ものだったように思います。
また杉咲花ちゃん演じるこころちゃんも透明感が伝わってきて、悲壮な感じを与えない
演出がドラマ全体をコメディっぽく見せている部分も好印象でした。
藤竜也さんがおじいさん役をしているのも斬新でした。

AKBやジャーニーズタレントが出演していれば視聴率は稼げるかもしれませんが、
視聴率ではドラマの善し悪しを量ることなどできません。
流行に乗らないと不安になる日本人特有の心理でしかなく、
家政婦のミタ」のように松島奈々子がこんな演技をするの?
といった話題性だけでヒットするドラマばかりが評価されがちです。
(面白かったので観てましたが。。。)

とにもかくにも、真剣に考えなければならないニュースにさえも、
オチを入れて笑いに変えてしまう吉本芸人。
2世か3世か知らないけど、
非常識な言動を恥じずにTVで繰り返す中途半端なタレント。
口パクで平気に音楽番組に出演するアイドル。
スポンサーの意向ばかり気にして、真相を語らないニュースキャスター。

どれもこれも、もっと質を高めて欲しいものです。
あなた方は選ばれた人達です。
日本の多くの人達に音楽、演技、映像などで沢山の事を伝える役割を担っています。
それは、ある人にとって心の支えになるものかもしれません。
また別の人には人生の素晴らしさを伝えるものかもしれません。