シャープが震える鴻海の圧力

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2203H_S2A620C1000000/

シャープと台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業グループの資本提携発表から間もなく3カ月...

巨額な経営赤字を資本提携という形で出資を受けて一時的な金銭工面を模索するシャープ経営陣、経営理念や経営手腕が欠如した日本人経営者達が
現在の日本を支えている構図をまざまざと現しているように思える。
戦後連発して国債を発行を行ってきた政府の政策によって、国内の住宅、ビル、道路、あらゆる施設が建設され、それに伴ってあらゆる電化製品が飛ぶように売れ日本の家電メーカーは急成長を遂げてきた。
しかし、この間は誰が経営しても日本の優秀な技術者が開発した製品は売れていただろうし、どちらかといえば、この間に世界市場に地盤を築かなかった経営者に問題があったように思える。経済成長によって当時の経営者が優れた人であるように見えていただけで、現在の状況を見据えていなかった点からすると劣った経営者と言えます。

誰もが予想できなかった。というのはあまりにも無責任です。
で、また鴻海精密工業グループと資本提携するなどと無責任な経営を繰り返そうとしています。この企業の10年後の姿を見据えているのなら、資本提携などありえない話でしょう。 

まずは、膨れ上がって身動きの取れない体をスリムにする事が先決です。
液晶部門と白物家電、次世代エネルギー部門などを完全に別会社にし、
あらゆる技術流出の防止。
液晶部門は細分化し、低価格製品生産拠点を作り直し、
世界市場シェアの奪回を図るべきです。
まずは、役員の報酬の完全カットからですね。というか、役員全員不要ですね。

いずれにせよ、日本の常識が通じない相手に甘い考えで資本提携に望んでいる今のシャープに、未来はないかもしれませんね。